エレサレム市街改造資金調達か

 

2020年は、年初から証券市場は荒れ模様な展開が続いた。一日に、ダウ平均が一千ドルもの乱高下する。東京市場は、日経平均が一千円もの上下動が繰り返した。未知のコロナウイルスに振り回された結果である。普通であれば日経平均アメリカのニューヨークの株価乱高下、一千ドル、千円もの上下動が有れば投資家は青息吐息、意気消沈してしまうが、今回の上下動には、冷静に状況を見ていた。と言うよりも、余もの急激な上下動に呆然自失で有ったのかもしれない。

この世界的株価の乱高下で損をした投資家は居ない。参加者全員が儲けた所に注目しなければならない。

株売買に於いて「売り買いでマッチングしないよう大量な成り行き買い(売り)を出す。価格がずるずると上がって行く(下がる)。この間、指値で売て行く(買う)。これを旨く組み合わせ信用が有れば、金を使わなくても儲けることができる。株価乱高下で儲けるために一般人の関心を株式市場から逸そらすための目くらましにコロナウイルスが使われた事が予想できるのだ。

こんな策略的手段を弄して、誰が何のために金を儲けなければならなかったか。荒唐無稽の手段を弄してまで金を儲けなければならなかったのか。俺は、笑止の沙汰だが、エスライルに於いて、長年の悲願であったエレサレムを首都とする願望が、トランプ大統領によつて実現した。今後の課題は、エスライルの首都エレサレムを新しい首都に相応しく改造しなければならない。このためには膨大な資金が必要になる。この、金儲けの目くらましにコロナウイルスを使い、株式市場の乱高下に対する注意を他に逸らす狙いで有ったのではないか。それは、世界的に不安を煽り、資金調達の意図をはぐらかすためのカモフラージであったのではないか。世界の株式市場が大荒れしたのに、一時の上下動が過ぎた今、何事も無かったように静に治まっている。荒唐無稽な見方かも知れないが、不純なものを感じるのである。

昨年の五月ごろだったと思うが、「今年は、世界的な大きな事件が発生する。」と言うニュースが流れた。私は「世界的な大きな問題とは何か」と考えたが思い当たるものはない。世界の小国で、地域紛争が拡大して核戦争が始まるのか。だが「核戦争が始まれば、敵も味方も、さらに人間自体が地球上で生存ができなくなる。」そんな馬鹿なことは起こることはない。では、「大変な事とは、何か」考えても分からない。その内に忘れてしまっていたのだが、此のことが有るので注意深く世界のニュースは見ていた。そしたら武漢で、「未知のウイルス、コロナウイルスの感染で死者が出た。」ニュースに触れて「大変な事が起きる。」とは、これかと納得がいった。

コロナウイルスについては、最初から疑問を持っていた。まず一つ、「未知のウイルスコロナ」と言いながら、最初から未知のウイルスコロナと名前がついていた事、2致死率が高いと宣伝されていた? 。3感染率がたかい。4武漢に於いての防御態勢が、未知のウイルスを予測したのか、完璧に整えられていた。従って、未知と言いながら既知のウイルスと思ったのである。

今年7月、日経新聞に米国のカーライル・グループ創業者デビット・ルーベンスタイン氏のに対するインタビュー記事が出ていた。彼は、名前からしイスラエル人であることが想像できた。そのインタビュー記事の中で、「パンデミック(疾病の世界的大流行)が金融市場の大リスクだ。」と昨年2019年の5月ころに指摘していた。この問いに対して、「動物と人間の交わりが深まれば動物が持つウイルスが人間にうつる危険が高まる。『スピルオーバー』というデビッド・クアメン氏の著作で何年も前から指摘されている。新たなウイルスが出てくることは常に潜在リスクだ。」と答えていた。

彼は世界的な大富豪だと思う。26人の大富豪に含まれるか私は知らないがカーライル創業者ともなれば大富豪であることは間違いではあるまい。その彼が、昨年の五月頃わざわざ常識的な理由「世界的な大騒動が起こる。」と予言しているのである。

彼がウイルスについて、同学会の世界的権威であれば納得がゆく。ところが、通常な言い方をすれば大変失礼だが一介の株屋でしかない。株屋の発言は、眉唾もので信用はできないのが通常だ。俺は、兎も角、株屋の発言は全然信用をして話を聞いたことがない。眉を潜めて適当に聞くだけである。何回も騙されているからだ。そういう種族に該当する人の話はまじめに聞いたことがない。

それが、その様な種族の発言で、2020年1~3月に掛けての株価の乱高下。ウイルスの感染予防と感染者対策で世界中が大混乱しているのだ。冷静に事の次第を見たとき、何かがおかしいと思われないだろうか。

まず、コロナウイルスによる死亡者の数を見てみよう。世界人口は、76億人とわれている。平均寿命が100才としてみたとき、年間の死亡者は1億人が亡くなることになる。死亡原因は、老齢、ガン、脳卒中、心臓疾患、自殺等いろいろあると思うが、平均寿命が100歳など有るわけがない。せいぜい、50才とみれば、一年間の死亡者は2億人になる。コロナウイルスでは、大騒ぎをしているが、発生か既に年間の3分の一年過ぎているが未だウイルスで死亡した人は世界合わせてっも100万人なっていない。今日、多く見ても70万人(2020年8月現在)。世界中を巻き込んで、あの保障、この補償。さらに、病院の確保、防御設備と資材の確保。アベノマスク。感染防止のため小学校、中学校の臨時休校等義務教育対策までと大騒ぎをしている。これほどまで、世界中を巻き込んで大騒ぎをしなければならない事件なのだろうか。冷静に、順序を追って検討をしてみると、何かに全体が動かされている感じがする。疑問に思う。更に、これと併せて、同時期に掛けての世界的に株価の乱高下がくり返された。一日に一千ドルもの上下動。日経平均でも、一千円のもの上下動を繰り返していた。ところが、この上下動の一時期が過ぎた現在、何事もなかったように市場は平穏に落ち着いている。あの狂ったような上下動は一体なんであったのであろうか?。ここに、今回のコロナウイルスと株価の上下動の秘密があるように思う。

先にも書いたが、イスラエルは、1948年第二次世界大戦終了後

アメリカの承認のもと、約1880年ぶりに、現在地に建国を許され又、最近では、首都をエレサレムとする事をトランプ・アメリカ大統領の許可によって許され、実現した。今後の国の課題は、キリストが重い十字架を担ぎながらゴルゴアの丘まで登った道筋に当たるステハノ門など、歴史を忍ばせながら昔のエレサレムを保持しながら、近代的又は、機能的に改造をしなければならない。このためには、膨大な資金が必要になってくる。当然、国民から寄付を受ける。それだけでは賄いきれない。そこで利用したのが今回、上下動をくり返した株式式市場。改造に必要なような十分な資金の調達が出来たのではないか。

世界を混乱の極に落とさせたが、これによって新しく生まれるエレサレムを、期待を持って見守りたい。、

シオニズム=パレスチナにユダヤ国家を建設する運動

   トランプ大統領の再選はない。
 トランプ大統領は最近、以前のような勇ましい進軍ラッパを吹かなくなった。本人は吹きたいが、吹けなくなったのではないか。以前より何か静かになったように感じる。無理もない。大統領再選の見通しに暗雲がかかっているのだ。原因は、エスライル人のトランプ離反である。彼らは、トランプ大統領の協力で悲願の首都をテルアビブからエレサレムに移すことに成功した。だが、大統領就任後の4年間を振り返ると、これまで第二次世界大戦以降世界の平和の石隨となってきた諸制度を大統領が全て破壊しつくした。地球上における人類の繁栄のための世界諸制度とシステムを全て破壊し尽くした犯人である。一族の永遠なる繁栄を願うユダヤ人にとって、最近の地球規模で起きる自然災害を見るにつけ、人類とわが種族の永遠なる繁栄が見通せなくなってきている。このまま、アメリカの大統領をトランプに任せて於いて大丈夫か、このままでは聖書でいう世界の終末、ハルマゲドンへ加速度的に進む恐れが感られるのだ。
ユダヤ人にっとって、歴史を振り返ってみたとき、第一次世界大戦以降1941年12月8日。日本の真珠湾攻撃によって始まった太平洋戦争を通じ終戦以降の世界秩序であったアメリカの民主主義を中心とした諸制度に基づいた世界の今日までの政治の中での資本主義が同族としては最高の住みやすい時代であった。
 ユダヤ人がエスライルを追われたのは紀元前134年、ローマ帝国五賢帝の第三代目の皇帝ハドリアヌス帝に背いて反乱を起こし、戦に負け国を追われた。それ以後、世界中に離散した同胞のユダヤ人にとって祖国イスラエルの再建国を悲願としてきた。それが、大戦後アメリカの協力によりパレスチナテル・アビブを首都としたイスラエル国家の建設が許された。1885年ぶりにイスラエル国家樹立が実現した。後は、如何にして首都をエレサレムに移すが課題であった。これも今回、トランプ大統領の協力によりあっさりと実現できた。
 同族にとって、世界的迫害と離反の歴史の中で、第二次世界大戦後から今日までが稀にみる住みやすい時代であった。世界の何処に居ても、人種的に迫害を受けることもなく平和に暮らせる。又、自分たちの才能を十二分に発揮できる環境でもあった。総括すれば、自由経済の下で思う存分に活躍でき、富みの蓄積も出来た。アメリカ国民の80パーセントが貧困層だといわれる今日の中で、同族でその層に属する同胞は殆ど居ない。迫害を受ける心配もなく、どこの国に行っても人権は尊重される。歴史的に見て一番良い時代であったのだ。
 1945年第2次世界大戦がアメリカの勝利の下で終った。戦勝国アメリカの文化的生活振りは、敗戦国日本から見て「欲しがりません勝つまでは。」と耐えに耐えた日常生活で、物資の不足から衣類は着の身着のまま。食料は、河川の土手に生ている草を摘み野菜の代わりに食べた。風呂は1週間に1回入れれば良い方だった。薪と水を倹約する意味もあって入り方は、風呂のお湯を出来るだけ汲みださない。その為に、体を石鹸で洗った後、石鹸を付けたまま風呂に入り、風呂の中で石鹸を流し落とす。幸い風呂場は、水を汲むに都合の良い流し場に在り、炊事の器の洗い場は、電気の使用量を倹約する意味を兼ね、2しょくワットの暗い明りの下にった。石鹸との化学反応で落ちた垢が浮いている風呂水が見えない薄暗い所に有った。
少しの作業でも汗が出ればシャワーを使い洗い流す今日から見れば、身が縮む不衛生な状態の中に有った。そんな時、見せ付けられた当時のアメリカの庶民の生活は、映画からの知識であるが、朝からバスを使い、シャワーと合わせ1日に数回浴びる。夜は、豪華に着飾ってのパーティに明け暮れる様を見て、その華やかさでキラキラと輝いていた。早く「あんな生活をしたい。」と憧れたものであった。
それに比べ、今の米国の社会の在り方の変容ぶりに驚かされる。無理もない。国土は戦争の惨禍も無く、工場はフル生産を続け、世界の武器の供給基地としての役割をはたしていた。世界の金が、アメリカに集中していった。それが泥沼の、朝鮮戦争ベトナム戦争に巻き込まれニクソン大統領による1973年ブレンドウッツ体制の崩壊を受ける。それ以後は、経済は奈落の底えと落ちて行く。この戦争を通じて得をしたのが我が国。戦争継続のための兵站基地として米国に利用されたが、鉄片基地、糸片基地として戦争に巻き込まれることもなく技術を磨き、地の利を生かして利益を上げた。終戦後、戦争継続に莫大な国費を使用したアメリカは、次第いに疲弊していった。この間、日本の貿易収支は、膨大な黒字を上げやがて、日米間の貿易戦争となる。ニクソン大統領の失格後、レーガン大統領の出現ので、アメリカ通商法301条による日本叩きで貿易戦争となった。朝鮮戦争ベトナム戦争が疲弊した今日のアメリカ姿の遠縁となった。
最近の新聞の報道によると、アメリカ人の80%の国民が中産階級に属していた。それが今では、貧困層に転落し中産階級が消滅したとのことである。先日、『ヒルビリーエッレジー』(アメリカの繁栄から取り残された白人たち)著者GⅮウ”ァンスの小説を読んだ。かって、ウエストウ″アジニア州アパラチア山脈の麓で鉄鋼中心に栄えた地帯で現在では、錆びたベルト地帯と称せられている地帯の現状を書いた小説だ。兄弟は居ても、それぞれ父親が違う。母は子共の面倒を見ない。祖母に育てられ、高校卒業後は、海兵隊に入団しイラク戦争へ。帰米後、兵役の特典として大学の授業料が免除される特典を利用して国費でイエール大学法学部に入学。卒業後弁護士として活躍している。ともかく、腐臭が匂い立つような私小説だ。兄弟は同じだが、男がそれぞれに違う乱れた家庭。女は、家にいて時折り流れて来る男を捕まえては家に引き込んで同棲するが、一年も暮すと男は又ぶらりと流れ出て行く。最近話題になるアパラチア山脈の麓で現在、錆びたベルト地帯と言われているかって鉄鋼産業を中心にして中産階級の労働者で栄えた地帯の現状の庶民の生活ぶりを表した小説なのだ。
 一方今回、一日に1千ドルもの株価の上下動が繰り返された。本来、素人の株式投資家参加の相場なら、生きた心地のない恐怖の底に突き落とされる思いでパニックを起こすはずであるが、それが起きずに冷静に受け止めている。ベテラン投資家主導の相場で、素人は参加していないからだ。激しい上下動を繰り返しながら、大きく損を出した人っは居ない。逆に、この反復を利用して利益を上げた人が多い。東京株式市場での株価の上下動を起させたのは、国外の投資家主導によるものであった。2013年に安倍首相のアベノミクスに期待した外資が「国が株の価格を上げる政策をとる。」という事から、間違いなく株価は上がと読んだ投資家によるものだ。この、政策に期待し日本の株を大量に買い付けた。無理もない。国の政策としで、JPIF及び日銀まで巻き込んでの株価上昇政策を執るというのだから、株価が上るのは当然と思う。そこで、外貨は大量に日本の株を買い付けた。ところが、国内の経済の低迷も有って思うようには上がらない。期待通りのパポーマンスは得られなかった。七年にも及ぶ長期政権の政策を信じての投資で有ったが、レームダック化した阿部政権の今後の政策には期待ができにくなった外資は、日本株の整理に入った。今回の株価の大上下動は、このための株価の振り回しで、株価が上がっても下がっても投資家は儲けた。
イスラエル人にとって、第二次世界大戦終戦から今日までの期間は、まれにみる平穏で平和な期間で有った。世界中、どこの国に行っても迫害は無く、自由に思う存分の経済活動が保障され活躍が出来たのだ。その結果、同族による多くの世界的大富豪が出現した。世界の26人の大富豪と、38億人の資産が同額だと言われている。そこまで、富が偏在しているのだ。イスラエル人にとっては今の世界秩序が一番活躍しやすい環境なのである。ところが、トランプ大統領の出現によってこの世界システムが、彼の価値観に基で全て破壊されつつある。これまで、世界を御してきた制度を、自分が気に入らないという利己的理由で片っ端から破壊してゆく。その結果、アメリカのカリフォルニヤの森林火災、何日も燃え続けるアマゾン流域の森林大火災。更に、人の手に負えない何日にも及ぶオーストラリアでの森林大火災等、昨年見た大規模な自然災害の頻発は、聖書が予言する世界の終末を思い起こさせる不気味さと恐怖とを感じさせた。又、自己の利益にならない国に対する脅し、国と国による協調も自分の利益にならなければ外交の断絶を仄めかし、或いは脅しをかける。
昨年発生したの地球上の自然災害、このまま環境破壊を続けば、人類の永遠なる生存が脅かされる。まして、誇り高いイスラエル人が生き残るなど夢の又夢になってしまう恐怖を思わせた。彼らにとってはトランプ大統領が、大統領に就任する以前の状態が一番活躍しやすい社会的条件に有った。
このままトランプにアメリカの政治を任せ、彼の思うままの政策を許せば、何を仕出かすかわからない。その時の気分とプライドの赴くままの政策で、虫の居所しだいなのだ。故国の再建と、エレサレムに首都を移す悲願も叶った。これ以上、トランプ大統領は、世界の平和と種族の繁栄と安定のためには必要はない。むしろ、有害でさえ有る。従って、今回の大統領選挙に際しては、民族としてはトランプは支持出来ないことになる。

  兎も角食料が豊富で、平和が続けば人口が増加してくる。増加した人口を養うことが、族の集合体にとっては大きな課題となる。効率よく収量を上げるため野草の作物化を図り、栽培する。其の為、灌漑が必要になり、利水等の管理も出てくることになる。此処までは、一般的な都市国家形成の道程で有ろう。
シュメールでは、岩場に下りたホモ・サピエンス・サピエンスは山の麓からティグリス川、ユーフラテス川のデルタ地帯へと行動を起こして行く。河川の近くは耕作に必要な水管理が容易だ。又、大河ユーフラテス川が長年に亘って運んで来た良質の土地は、狩猟採集農業に
農業の広がりと共に都市国家へと発展して行く。
ペルシャ湾に流れ込んだ土石は、トルコ共和国東部を源流とするユーフラテス、ティグリス両河川により有機質に富んだ良質の土を長年かかって運んで埋めたデルタ地帯だ。ここには、当時50以上の都市国家が乱立していたと言われている。生活のレベルも高く、『5000年前のシュメールの日常』(小林登志子著)によれば、甘いパン、油で揚げたパン等、主食のパンが現在と変らない「75種類」以上あったと言う。
 ユーフラテス、ティグリス川が運んだ沖積層土は、
の上に発展した都市国家群の中で、ウルが際立って強かった。隣接する都市国家ウルクが、たびたび挑戦するが何時も敗退させられていた。何故ウルガ際立って強かったか。ウルが強かったことは、歴史上の事実として証明されている。歴史上初めてアッカド文字による明文化されたウルナンム法典等に見るように、文化的に進んだ隣接の都市国家群、アッカド地区からの刺激もあって文明的にも進んでいた。

    食用の野草の実が豊富で従って、食料も集めやすい。食べ物が豊富に有るという事はそれに伴って、食用になる小動物の種類も数も多く生存していることになる。当時の主食、ヱンメル小麦や大麦等採集に便利であることは、他の食べられる野草も豊富にあるという事で、採取に便利だ。猛獣に襲われた時、急峻な岩場に逃げれば身の安全も確保できる。
此処に居を移し、命が安全で栄養が豊かな食料の確保が出来、平和が続けば一族の人口が増加してくることになる。当初は、一日の行程の範囲で食料の確保が出来たのが、人口の増加に比例して消費量も増加、乱獲も手伝って採集猟場を広げなければ,増加した一族の食料の確保が難しくなってくる。捕獲採集に当初は、一日行程で確保できた食料も、族民の増加によっる消費量の増加で二日行程、三日行程へと採集、猟場が広がって行くことになる。今までは、気づかなかった隣接の種族との接触が起きる。当然、自分の領地と思っていたのが、対人の領地でもあったのだ。「捕った。取られた。」の紛争が起る。当初は個人、個族間の諍いで誰かが怪我を負った、殺されたことからエスカレートし、族間の争いに拡大してゆく。殺し合いが始まる。強い族長一族が勝ち、弱い族長の族民は、其の下に奴隷になるか配下に下ることになる。又、話し合いで、共同生活にも入ることになる。当然、集落を纏めて行くために身分制度も始まる。部族内、共同部族として共に生きて行く事になるが、良い指導者の下で豊かな食料に恵まれれば、多くの族民が集って来る。族間の平和が保たれ、秩序ある社会が形成されれば、更に人が集まり都市国家へと発展して行く。

シュメールに於いて、都市国家間でウルが極めて強かった仮説。

  食用の野草の実が豊富で従って、食料も集めやすい。食べ物が豊富に有るという事はそれに伴って、食用になる小動物の種類も数も多く生存していることになる。当時の主食、ヱンメル小麦や大麦等採集に便利であることは、他の食べられる野草も豊富にあるという事で、採取に便利だ。猛獣に襲われた時、急峻な岩場に逃げれば身の安全も確保できる。
 此処に居を移し、命が安全で栄養が豊かな食料の確保が出来、平和が続けば一族の人口が増加してくることになる。当初は、一日の行程の範囲で食料の確保が出来たのが、人口の増加に比例して消費量も増加、乱獲も手伝って採集猟場を広げなければ,増加した一族の食料の確保が難しくなってくる。捕獲採集に当初は、一日行程で確保できた食料も、族民の増加によっる消費量の増加で二日行程、三日行程へと採集、猟場が広がって行くことになる。今までは、気づかなかった隣接の種族との接触が起きる。当然、自分の領地と思っていたのが、対人の領地でもあったのだ。「捕った。取られた。」の紛争が起る。初は個人、個族間の諍いで誰かが怪我を負った、殺されたことからエスカレートし、族間の争いに拡大してゆく。殺し合いが始まる。強い族長一族が勝ち、弱い族長の族民は、其の下に奴隷になるか配下に下ることになる。又、話し合いで、共同生活にも入ることになる。当然、集落を纏めて行くために身分制度も始まる。部族内、共同部族として共に生きて行く事になるが、良い指導者の下で豊かな食料に恵まれれば、多くの族民が集って来る。族間の平和が保たれ、秩序ある社会が形成されれば、更に人が集まり都市国家へと発展して行く。

シュメールに於いて、都市国家間でウルが極めて強かった仮説。

     シュメールの都市国家群で「ウルが際立って強かった」その仮設。

『サピエンス全史』「ユウ"ァル・ノア・ハラリ著」(69版)が出版されているのを知り、大きな齟齬があれば一夜漬けの勉強に基づく独善説ではかなわない。同書を読んで間違いが無いか確認してと思い、書き上げていた原稿の送稿を控えていた。幸いにして、人類史研究者と焦点が違うので、恐る恐る送稿した。
 ホモ・サピエンス・サピエンスが発生した当初、山岳地帯の急峻な地形の洞窟に生活の拠点を置いたはずである。其処は、生きるために必要な食料、水の確保には極めて不都合な地形だが、他の動物と共存する中で、ひ弱な動物一種、人間の生存地として、身の安全を第一に考えれば願ってもない選択であった。その上に雨風を防ぎ、厳しい寒暖から身を守り、猛獣が跋扈する世界で、安全を確保するには、人食い猛獣も寄れない岩場しか無かったからである。少々生活に不便でも、身の安全が確保され、平和な生活が続き、食料が豊富にあれば当然のことながら人口が増える。一族が、少人数のうちは急峻な岩場でも生活は続けられるが人口が増え、大量な食料が必要になると何かにつけて岩場は不都合になってくる。人が生きて行くのに必須の水や食料の消費に対応した、供給確保が伴ってくるからだ。当然のことながら、不便な岩場での生活は、危険動物からの襲撃には安全だが、生活物資の確保等には不便な地である。危険を承知で山を下り、生活に便利な平地に生活の拠点を移すことになるが、身を守るためいざと言う時の逃げ場として、背後に岩場が控えた麓に移動することになる。